大学院留学 - 出願と結果
6年ほど前(2015年)にアメリカに留学で来て、その後現地就職し、以来転職を挟んでずっとこちらに住んで仕事をしています。今回は留学の経緯と出願・合否の結果について書いてみたいと思います。
前回にも少し触れましたが、私は日本の国立大学・経済学部を学部で卒業した後、金融機関・シンクタンクで10年ほど仕事をしました。業務は主に金融・リスク管理分野のデータ分析やモデルの開発(不正検知や信用スコアリングモデルの開発等)だったのですが、もともと経済学部出身でデータサイエンスを体系的に勉強したことがなかったため、一度大学院等で勉強したいと思っていました。また、読んだ本の影響で留学に興味を持っていたこともあり、留学を目標に決め、準備を始めました。
できれば比較的テクニカルなデータサイエンスのプログラム(NYUのMS in DS等)に興味があったのですが、悲しいかな文系出身なのもあって当時はプログラミング経験などの出願要件を満たしていなかったため、比較的要件が少ないBusiness Analyticsのコースをメインに出願しました。
TOEFL に手こずった結果、準備に2年程度かかりました。最終的なTOEFLとGREの出願スコアは以下の通りです。
TOEFL(iBT)
R:29、L:25、S:20、W:26、Total:100
GRE
V:153、Q:168、W:3.0
TOELF100点は大学院留学では最低限の点数だと思いますが、GREなど他の準備もしなければならなかったため、受験数ヶ月前で早々にTOEFLは切り上げていました。これらテストの他に、ほとんどの出願先でエッセイ、推薦状(2〜3通)、履歴書、学部の成績表(GPA)の提出が求められました。私の場合、学部時代あまり真面目に勉強していなかったため^^;、GPAがかなり悪かったことも出願のネックとなっていました…
出願先と結果は以下の通りです。(2015年出願)
大学院 | プログラム | 結果 |
---|---|---|
University of Minnesota | MS in Business Analytics | 合格 |
National University of Singapore | MS in Business Analytics | 合格 |
Northwestern University | MS in Analytics | 不合格 |
The University of Texas at Austin | MS in Business Analytics | 不合格 |
University of Southern California | MS in Business Analytics | 不合格 |
George Washington University | MS in Business Analytics | 不合格 |
合格した2校のうち、アメリカの方に興味があったのでMinnesota大学のBusiness Analyticsのプログラムに留学することにしました。ちなみにこのプログラムは1年で完結するので社会人にとっても比較的敷居が低いのかと思います。
入学後にAdmission担当に聞いたところによると、合否は主にGREスコアの高い順に決めてその他の要素はあまり見ていなかったと言っていましたw ただ、合否基準については学校それぞれだと思いますので、基本的にはどの要素もしっかり準備していった方がいいと思います。
一連の準備を仕事と並行して進めていくのは個人的にはかなり大変でした。特にTOEFLは最初の70点から始まり、最終的に100点に到達するのに2年かかってしまいました。おそらく他の日本人にとってもTOEFLが最もネックになるのかと思います。ちなみに、同級生のインド人はTOEFLは1回しか受けていないとのことでした^^;
次回は授業や大学院生活について書いていこうと思います。